きのこは低カロリーで高栄養食品

草野家は毎日何かしらのきのこ類を食べています。

今日はお味噌汁にえのき茸がたっぷり入ってました。

きのこの良いところを3つ

①食物繊維が豊富で、少量でも満腹、便秘改善効果。

きのこには、食物繊維がとにかく豊富に含まれています。
きのこの食物繊維は「β-グルカン」と言い、不溶性食物繊維です。
(※大麦・オーツ麦のβグルカンは水溶性食物繊維です。)
不溶性食物繊維は腸の中でスポンジのように水分を含んで、数倍~数十倍にふくらむので、少量でも満腹感をもたらしてくれます。
おなかの調子を整えたり、腸内の有害な物質を吸着して排泄します。

②免疫力を高めて、がん抑制効果や感染症予防効果が期待出来る。

きのこのβグルカンには、腸内の免疫細胞(がん細胞を攻撃するリンパ球やマクロファージ等)に直接作用して活性化させることから、がん抑制効果や感染症予防効果が期待出来ます。
きのこの成分は抗がん剤にも使われているんです。
また、近年ではマイタケがインフルエンザウイルスの増殖を抑えたという研究結果も出ています。
アレルギー症状を予防・改善する効果も期待出来るので、花粉症に悩んでいるという方にもオススメです。

③ビタミン・ミネラルも摂れる。

きのこの種類によって違いますが、ビタミンB1、B2やビタミンD、リンやカリウムなどのミネラル類が含まれています。
ビタミンB1、B2は糖質や脂質、たんぱく質の代謝を促進する働きがあり、肥満や糖尿病予防に効果があります。
疲労回復にも効果があり、きのこ類の中でもえのき茸はビタミンB1の含有量がトップクラスです。
ビタミンDはカルシウムの吸収を促進して、丈夫な骨を作るのに欠かせない栄養素。
さらには免疫機能を調節する働きもあり、風邪やインフルエンザの予防に加え、様々な生活習慣病の予防効果も期待されています。
ビタミンDが豊富な干し椎茸ですが、最近のものは機械で乾燥させているものが多く、そのせいで昔に比べると含まれるビタミンDが減っているようです。
調理する前に30分程度日光に当てるだけで、ビタミンDの含有量が10倍にも増え、さらに香りと味の成分も増します。
干し椎茸でも生の椎茸でも、天日干しでビタミンDが増えるので、是非試してみて下さい。
なお、ビタミンDは脂溶性なので、炒め物など油と一緒に摂ることでより吸収率が高くなります。
リンは骨や歯の材料に、カリウムはナトリウムを体外に排出する働きがあります。

低カロリーで栄養価の高いきのこ達。
バターやオリーブオイルでソテーしたり、煮物やお鍋、お味噌汁の具にも大活躍です。

是非毎日の食事に取り入れてみてください。

くさの針灸整体院